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助産師の雇用を生み出し、助産師がもっと輝ける未来を目指す! With Midwife代表 岸畑 聖月さん

助産師のための助産師になりたいと助産師の自立を支援する活動を始めた岸畑さん。 第5回LED関西※に出場し、阪神電鉄サポーター賞を受賞しました。しかしその出場の際には、まだぼんやりとした事業計画でしかなかったと言います。LED関西の出場が、事業実現を加速化させ、より現実味を帯びたものとなりました。今回は今後の活動展開や助産師を目指したきっかけをお話しいただきました。めちゃくちゃ美味しいという、職場近くのお寿司屋さん情報も必見ですよ♪  
 ※LED関西女性起業家応援プロジェクト:近畿経済産業局が関西で事業所を持つ成長志向のある女性起業家を対象に、次世代の育成に熱心な起業家を中心としたアドバイザーや、民間企業、支援機関、キャピタリストなどの強力なサポートのもと、女性の「想い」や「夢」の実現をバックアップするプロジェクト。

助産師の自立を支援~コミュニティと雇用の場を創造します~

助産師の自立を支援~コミュニティと雇用の場を創造します~

愛らしい笑顔で取材スタッフを迎えてくれた岸畑さん。まずは岸畑さんが「With Midwife」を立ち上げた目的を伺いました。


助産師をしています。6月以降は現在勤めている病院の就労形態をパート勤務に切り替えて、起業する予定です。
私が代表を務めるWith Midwifeの活動内容は大きく分けて二つ。一つは助産師のコミュニティーづくりです。助産師って学生時代や就職後の病院などでの縦のつながりはあるのですが、横の繋がりというのがあまりないんです。組織を越えて、もっと支えあえたり情報を共有しあったりすることが必要だと感じ活動を始めました。最初は私個人が小さなイベントを企画し、開催する中で自然にできたコミュニティだったのですが、4月からは2人の協力者を得て、SNSでグループを作りメンバーを募ったところ、1週間ほどで全国各地から100人ほどの助産師が集まりました。1月にLED関西に出場するまでは、ここまで広がるビジョンは全く見えていませんでしたが、この出場が後押しとなり、事業実現への加速が驚くほど早かったと感じています。今後はSNSだけではなくwebサイトも構築して、情報を発信したり、今までになかった雇用の機会も提供できればいいなと考えています。

企業との連携でマタニティから産後のママの心と体をトータルサポート

企業との連携でマタニティから産後のママの心と体をトータルサポート 岸畑さんが提唱する「助産師の能力を活かす新しい形」とは?詳しく聞かせていただきました。

もともと私の根元には、潜在助産師を無くしたいという思いがあります。実は助産師は半分以上が資格を所有していながら就業していない「潜在助産師」なんです。基本的には女性の職場ですので、自身の出産を機に退職したという場合もあります。しかし病院という生と死に関わるところで、自分の身にも起きうることが目の前で起きるわけですから、二次受傷(トラウマ)を受けやすい職場でもあるのです。医療が発達した中で、業務内容も助産師の本来の役割であるお産に寄り添うということから、高度な分娩管理なども必要となってきました。助産師はより緊張感や責任感が高まる仕事になり、病院からはなれるというケースも多くなっています。けれど助産師の仕事は多様で、病院勤務以外にもいろんな役割があります。子育て支援や性教育、更年期の支援など、女性を幅広くフォローアップできる助産師の能力を活かして、潜在助産師さんに新たな働き方を提供する。With Midwifeの活動のもう1点は、この潜在助産師の雇用につながります。With Midwifeとして、企業で働く家族の妊娠から産後1年までの「継続的な助産ケア」を商品としてパッケージ化して販売する予定です。1つの家族に対して最大2年間、企業の福利厚生の一部としてサポートしていきたいと考えています。妊娠中からの知識提供や育児指導などを、助産師として介入し産後つまづかないように支援する、あるようでなかった形です。出産して退院後の最も不安な時期に、産前から寄り添ってきた私たち助産師が自宅に伺い、沐浴をし、相談ができるのは、とても心強いはずです。企業が社員の妊娠出産子育てをフルサポートするための新しい商品です。働きたい助産師と助けてほしい家族が自然にまじわれるようなサービスに育てていきたいです。

14歳で病気を患ったことをきっかけに助産師を志す

14歳で病気を患ったことをきっかけに助産師を志す

強い志を持って助産師となった岸畑さん。しかしそこに至るまでの彼女には、辛い経験と葛藤がありました。

助産師を目指したのは14歳で病気を患ったことがきっかけでした。その病気により私は将来的に子どもが望めないという宣告を受けました。当然大きな衝撃とショックがありましたが、ただその事実に埋もれて塞ぎこむのは自分が負けてしまうような気がして、何かプラスに転換できないかと考えた時に、「医療の世界で命を救う」ということが14歳の私にはわかりやすい手段だったんです。最初は産婦人科医を目指しましました。その学びの過程で「ネグレクト」などの現実を知り、治療ではなくケアで守れる命がある、医療ではない命の守り方があるんだということが見えてきて、大学入試の最後のタイミングで看護学科へシフトチェンジし、助産師を目指しました。「命を守りたい」という思いのある人が多くいる中でも、私にしかわからない感情も確かにあって、それは常に私の根底にあります。

起業に関しては、実は学生の頃にも経験しているんですが、その際に「雇用を生み出す」ことや誰かを「雇用する」ことに幸せの循環を感じたんです。給与をお渡しする側の私も、お仕事をして給与を受け取る方も、そのサービスを受ける方も、みんなハッピーになります。この「ビジネス=幸せの循環」に可能性を感じ、改めてWith Midwifeの活動にて起業を決意しました。

 

助産師のコミュニティーのリアル化

助産師のコミュニティーのリアル化

助産師支援を掲げて岸畑さんが企画・実施した、交流イベントのお話も聞かせていただきました。

 

これまでに助産師のための交流イベントを何度か企画・開催してきました。いわゆるピアサポート活動です。生と死の現場で感じた経験や自身の助産感、忙しい毎日の中で思うようなケアができないジレンマなどを話して、共感する、そのための場づくりを通して、職場や年齢の垣根を超えた同士が集まりました。その活動が広がり、現在は「すっぴんでナイト」という助産師が心もすっぴんで夜な夜な語り合うイベントに発展しています(笑)。

もう少し大きい活動としては、3月8日、産婆(さんば)の日に「Thanks Shower」というイベントを開催しました。コンセプトは“ありがとうの循環”の循環。大きな病院では、毎日担当の助産師が変わることが多く、1人のママとしっかり話す機会はありません。助産師にママとしっかり話ができる機会を作りたいなと思っている時に、たまたま、助産師さんにありがとうを言いたかったけれど、言うタイミングがなかったというたくさんのママに出逢いました。そこでこのイベントではママたちに主催になっていただき、一緒に助産師さんを迎えました。これもたくさんのママの協力を得て、100人を超える助産師とママが参加してくれました。お茶をしながらゆっくり話せる機会はもちろん、ママに手紙を読んでもらったり、壁一面に想い出の写真を張ったりと、あちらこちらに感動があふれた1日となりました。このイベントは今後、助産師のためだけではなく、ありがとうの循環をコンセプトに、いろんな方にありがとうを届ける機会にしていきたい。そして私は仲間と共に、さらにたくさんの家族の人生に寄り添っていきたいと思っています。

阪神沿線おすすめのお店!福駅、千船駅、出来島駅より徒歩約10分「永吉寿司」

多忙な岸畑さんも「週に一度は行きたい」と願うほど好きな「職場近くのお寿司屋さん」を教えていただきました。

 

福駅近くの永吉というお寿司屋さんがおすすめです。めちゃくちゃ美味しいですよ(笑)。日本酒は常時10種類ほどですが、そのチョイスも私好み!そして私の1番のおすすめは、1月から3月の期間限定の茶碗蒸し!私が大好きな、実家の祖母の茶碗蒸しを超えるほどの美味しさです。カウンターのお寿司屋さんなのに、リーズナブルなのも嬉しい!病院の同僚としょっちゅう行っています!

 

寿司処・地酒 永吉
大阪市西淀川区大和田6丁目4-5
http://eikichisushi.web.fc2.com/
TEL.06-6474-0633

2019.04.25活動エリア 福駅 千船駅 梅田駅

2019.04.25
活動エリア
福駅 千船駅 梅田駅
Profile
岸畑 聖月(きしはた みづき)

With Midwife代表。助産師。助産師のためのコニュニティと雇用の創造を目指す。第5回LED関西ファイナリスト。香川県出身、大阪市在住。

https://www.facebook.com/with.midwife/ 

instagram.com/with_midwife 

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この記事を書いた人
福山 静
福山 静

ライター、クルールはんしん版編集長 2010年より、ママライフをもっと楽しむための 応援マガジン「クルール」のはんしん版編集長。 ライティング・編集、イベント企画業務に従事。 兵庫県在住。高校生と中学生の女の子2人の母。

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