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インタビュー

誰かとつながる「のんびり育児」を応援! 神戸新聞子育てクラブ「すきっぷ」

はじめまして。
今回のCheer*full Womanインタビューを担当する、チアフルライターのなかのくにです。

チアフルライターは「阪神沿線が大好き!」という一般女性サポーターがチームになって「地元目線」、「女性目線」を大切に、沿線の魅力と日々の生活に役立つ情報を発信しています。

私はと言うと、小1の娘が一人いるアラフィーママ。
取材当日の朝も親子で大喧嘩してしまうなど、余裕のない育児を毎日実践中です。

そんな私が今回お話しをお聞きしたのは、神戸新聞子育てクラブ「すきっぷ」の事務局として活躍されている網本直子さん(写真右)と谷美樹さん(写真左)のお二人。

 「すきっぷ」は、神戸新聞社が兵庫県内の子育て支援団体や専門家の方々と連携して運営する子育てクラブです。
育児中のママやパパに向けWebサイトで役立つ情報発信をするだけでなく、交流や出会いの機会となるイベントも開催し、「もっとつながる子育て」を理念に取り組まれています。
すきっぷの仕事を通して「必死だった育児に少しずつ余裕を感じられるようになった」というお二人に、

すきっぷの活動だけではなく、仕事と家庭の両立のポイントや休日の過ごし方まで「すきっぷ流」の子育てについて取材しました。

すきっぷの始まり:ママたちにのんびりできる場を提供したい

すきっぷの始まり:ママたちにのんびりできる場を提供したい

2003年から子育て支援プロジェクト「すきっぷ21 みんなの子育て」をスタートさせ、イベントや啓発事業を展開してきました。
活動を続けるうちに、サロンに出かけてくるママさんたちだけではなく、出て行きたくても出て行けない人向けに、何か出来ないかを考えるようになりました。

時期を同じくして、子育て支援団体の方々からも、「それぞれバラバラで活動しているだけでは届かない。新聞社と一緒になって何か出来ないか」と相談されました。
情報発信であれば、新聞社としてお手伝いができる。
こうして2015年に神戸新聞子育てクラブ「すきっぷ」のサイトが生まれました。

現在、会員数も順調に増えています。
「すきっぷをもっと知ってもらい、子育てカフェに参加し、子育てを楽しんでもらえたら…」と網本さんは語ります。

すきっぷの活動:お出かけ情報から少子化支援まで「必死にならなくてよい育児」を応援

すきっぷの活動:お出かけ情報から少子化支援まで「必死にならなくてよい育児」を応援

すきっぷの事務局は、4名のスタッフで協力して運営しています。

すきっぷ全体のとりまとめをしているのは網本さん。
年に一度のすきっぷフェスタをはじめイベントの企画や運営、そして、小さなおでかけ情報から大きなイベントまでをウェブサイトで情報発信しています。


 谷さんは、毎月12日(育児の日)に開催しているすきっぷサロンや、マタニティーコンサートなどのイベントを担当。

 加えて、少子化対策の一環として兵庫県と共同で実施している「一日パパ・ママ体験!~大学生の子育て家庭訪問~」という事業も担当しています。(この事業には阪神電鉄も協力しています!)
これは、大学生と子育て家庭をマッチングして、実際に学生が家庭に訪問して子育てを体験するもの。
結婚・育児をより身近に具体的に感じてもらうことが目的で、訪問後のアンケートを見ても、たくさんの学生が「育児に対する不安が軽減された」と答えています。
3月8日にはこの事業の報告会も行われます。
最近は企業とコラボするネタが増え、女性応援の活動をしている阪神電鉄とも、5月以降一緒に何かできないか検討中です。

すきっぷ流の育児:必死に頑張らないで、ゆったりとした気持ちで

すきっぷ流の育児:必死に頑張らないで、ゆったりとした気持ちで

すきっぷの活動で知り合ったお母さんたちは震災を経験したり一人親だったりと、みなさん苦労しています。

 「生きていたらいい! 今日、ごはんを食べられたらいいんだよ」と。

「お母さんたちの話を聞くと、自分のやり方で良いのだと、自信が持てるようになりました。世のママたちにもそんなに必死にならないで、余裕をもってほしい。肩の力を抜いてほしいな」と、網本さん。

「必死だと周りが見えないし気付かない。できていない自分に焦ったり、余裕がないから子どもに当たったり…。そんな時に先輩ママに声をかけてもらえる、話を聞いてもらえるだけで安心できる」と話すのは谷さん。
誰かとつながって話を聞いてもらえる、そんなきっかけ作りをしているのが「すきっぷ」です。

お二人とも育児をしながら、仕事を続けられています。
両立のポイントについてお聞きしてみました。

谷さん:

仕事と家庭を両立するには、夫と家事を分担すること!
自分だけでは限界があります。
何年もの確執とバトルを繰り返した結果、夫には、なんとなく理解してもらうということが不可能だと悟りました。
してほしいことは、はっきりと口に出すようにしています。
例えば、夫に「朝ごはんはお願いします。その間、私は夕飯の準備をします」と言うように…。
こんな仕事をしているので、職場は育児に対して理解があります。
時間的な制約がある自分を受け入れてくれるありがたさ。それを忘れてはいけないと思っています。
長いスパンで見てもらって、いつかお返ししたいですね。

網本さん:

作り置きは苦手なので、レシピサイトを見ながら家にある食材で料理をしています。
お助けグッズとして、全国友の会振興財団の「鍋帽子®」はとても重宝しています。
紅茶ポットの大きい版のような形状の布製の鍋カバーで、煮立った状態で火を消し、かぶせるだけで保温できる簡単グッズです。朝、帽子をとってもアツアツの状態なので、スジ肉の煮込みやおでんに使っています。
料理に手間をかけなくても子どもは育つ!我が家では子どもと一緒に食べることに重点を置いています。
残念ながら息子は美味しい時にしか美味しいと言ってくれません(笑)。

すきっぷ流の休日の過ごし方:お気に入りの場所でのんびり過ごす

すきっぷ流の休日の過ごし方:お気に入りの場所でのんびり過ごす

お二人とも阪神沿線にお住まいです。

お気に入りのスポットと休日の過ごし方について、聞いてみました。

網本さん:
住んでいる元町には美味しくてリーズナブルな飲食店がたくさんあります。
ディープなお店でも子ども連れ歓迎のところが多いのがうれしいポイント。
一番のおススメは相楽園です。都会のオアシスで、夜間イベントもなかなか☆です。
相楽園で一人ぼーっとするのもいいですね。

谷さん:
石屋川駅が最寄りの駅になります。
公園が多く、静かな環境なので気に入っています。
子どもだけでなく、昔から住んでいる高齢者の方も多いので、夏祭りなどの昔からの地域のイベントも多く、安心して暮らせます。
石屋川公園は桜がとても綺麗で、毎年桜の下でのんびりお弁当を食べるのが、我が家の恒例行事です。

〔取材を終えて〕
これまで「チアフルライター通信」のコラムは何度か書きましたが、インタビューは今回が初挑戦!
ドキドキしていましたが、お二人のお話はテンポのよい漫才のようで、終始笑いの絶えない楽しい取材となりました。
一生懸命に頑張っていても、悩みがつきないのが育児。
肩の力を抜いて育児を楽しみたい!そんな気持ちになりました。

(取材日:2018年2月10日)

2018.03.02活動エリア 神戸三宮駅

2018.03.02
活動エリア
神戸三宮駅
Profile
網本直子(あみもと なおこ)さん、 谷美樹(たに みき)

網本 直子(あみもと なおこ)さん

神戸新聞社 地域総研 主任研究員
小6の息子と3人家族。
最近は息子さんと時間が合わず、一緒に出かけることが少なくなり、家で撮りためたビデオをみるなど、ボーっとすることが増えたのだとか。休日は、自宅の近くで食事をすることが多いそうです。

谷 美樹(たに みき)さん

神戸新聞社 地域総研2歳と5歳の子どもと4人家族。
子どもの用事や、家事に追われて休日が終わってしまうことも。
天気の良い時は、石屋川公園にキャンプグッズを持ち込み、プチキャンプをして気分転換をしているそうです。

 HP→【すきっぷ】

http://mintclub.kobe-np.co.jp/skip/ 

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