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チャレンジする女性を応援していきたい 国内製薬会社勤務   藤田朋子さん

今回のCheer*full Womanインタビューは、Cheer*full caféで連載コラム「働く女性にHappyを!」をスタートされた藤田朋子さん。国内製薬会社で子どもを持つ女性初のグループリーダーを務めています。お子さんが小さい時期は産休育休制度を利用し、お子さんが高学年になった現在までフルタイム勤務。順調に見える藤田さんのキャリアですが、その裏側では働き続けるために仕事や家族との関わり方の工夫がありました。

働き続けることで道は拓ける

働き続けることで道は拓ける

インタビューに答えてくださったのは、芦屋にお住まいの藤田朋子さん。大学卒業後、国内製薬会社に就職、2度の産休育休を経て品質保証部門でグループリーダーを務められています。品質保証とは国内で製造される製品の原材料入荷~製造~出荷までの全過程で、製品が安全に作られ一定の品質が保たれるよう管理する仕事です。製品をお客様の手元に届ける前の“最後の砦”とも言える責任ある部署で、子どもを持つ女性が医薬品製造責任者に就いたのは社内初。同じように子どもを産み育てながらキャリアアップしていきたいと願う女性にとって励みになる存在です。
今でこそ仕事と子育てを両立する女性も増えてきていますが、藤田さんが出産した当時は、社内の産休育休制度が整備され始めた頃。制度を利用しつつ働き続けるために、家族との協力体制を作ることや、働くママ同士の助け合いネットワーク、仕事上でも常にたくさんの小さな工夫をされてきたそうです。例えば急に休まなくてはならない事態を想定して、資料をいつも分かりやすい場所に置いておく、など。家族との関わりに関しては「自分の思う通りにいかないことがあっても、まずは協力してくれることに感謝する」という気持ちが大切であることがお話から伝わってきました。

「家族のことを第一に考えながら働くとなると、担当業務を減らしたり、出張は最小限にしかできなかったり、やりたいプロジェクトに手を挙げる勇気が持てなかったり…。でも働き続けていれば、諦めたことも将来取り返せる時が来ます。どんな経験でも必ず自分の力になります。ずっと子どもにも苦労かけたな・・と思っていましたが、最近『自慢のお母さん』と言ってくれて。ああ、働き続けて来てよかったなと思えた瞬間でした。」

女性管理職としての働き方 ロールモデルはあえて探さず作らず

女性管理職としての働き方 ロールモデルはあえて探さず作らず

グループリーダーという仕事に就き業務をこなしていくうちに、リーダーとしてどうあるべきかを悩むようになったという藤田さん。そんな時偶然電車のドア横ポスターで目にしたのが社会人女性対象の「関西学院大学ハッピーキャリアプログラム」。直感で女性リーダー育成コースを受講することを決意したそうです。とはいえ受講期間の1年間は仕事と育児と家事の3つをこなしていかなくてはなりません。ご家族にきちんと状況を説明し話し合った上で、理解と協力を得たからこそ受講できたと思う、と藤田さんは語ります。

子どもがいると、どうしても子育てと仕事だけで毎日が手一杯になってしまいがち。 だからこそあえて違う環境で“学ぶ”時間を取れたことは大きかったそう。「男性に比べて女性は日常生活で仕事のことや経済・ビジネス関連の話をする機会が少ないのもあり、意識して学ぶ機会を作ることが必要だなと思っています。」

また受講したことで「女性リーダー像」について新たな気づきがあったそうです。「同じような境遇の女性たちとの出会いがあり、悩みや想いが共通していることを知りました。受講前はロールモデルを探していましたが、こういう人になりたいと思っても、環境もタイプも違うから同じようにはなれない。それならば自分は“いいとこ取り”でいこうと心が決まりました。」と話します。リーダーを務める品質保証部門は、データの分析など細かい作業が求められる業務ということもあって女性の比率が高く、それぞれ家庭環境・目指すこと・やりたいことが多様です。メンバーが目指していることを一緒に応援出来るように、個人の多様性を認めながらチームの目標達成のため“会社との橋渡し”が出来るリーダーになりたいと、熱く語ってくださいました。ご自身も自分の目標に悩んできた経験を持つ藤田さんだからこそ、後進の女性たちが働きやすい環境を作っていけるのではないでしょうか。

女性リーダーの活躍を応援する「大阪サクヤヒメ表彰」活躍賞受賞

女性リーダーの活躍を応援する「大阪サクヤヒメ表彰」活躍賞受賞

2016年大阪商工会議所が創設した「大阪サクヤヒメ表彰」で活躍賞を受賞された藤田さん。神話に登場する強くて美しい人物「コノハナサクヤヒメ」の名前が付けられた「大阪サクヤヒメ表彰」は、大阪の企業で活躍する女性役員・管理職・リーダー職の取り組みに対して贈られる賞です。

関西学院ハッピーキャリアプログラムの同期の推薦を受けて応募。20年近いキャリアの中でご自身がジョブローテーションをしながら家庭生活を充実させる働き方を叶えるべく、取り組んできた「ワークライフバランス※」のこと、高校生向けの進学セミナーで講師を務める「社会貢献活動」、社内で初めて既婚女性として医薬品製造管理責任者に就任した「社内功績」の3点が評価され受賞となりました。フルタイムで働きながら子育てをする中でたくさんのことを諦めなければならなかった分、出来る範囲で最大のチャレンジをしてきたと話す藤田さん。会社では迷いながらも常にキャリアアップの意思を自ら示してきたそうです。「受賞したことでこれまで自分が選び進んで来た道が間違っていなかったと自信を持つことが出来ました。」今後は女性のチャレンジを応援する活動をどんどん広げていきたいと考えているそうです。

※ワークライフバランスとは…生活の充実によって仕事の効率パフォーマンスが向上し、短時間で仕事の成果が出せる・プライベートに時間を使えるという好循環のこと

山歩きに魚釣り 家族でアウトドアが楽しめる街 芦屋

山歩きに魚釣り 家族でアウトドアが楽しめる街 芦屋

毎年の恒例行事や家族揃って参加するイベントを決めるなど、休日を家族一緒に楽しむ時間を大切にされているという藤田さん。お住まいの阪神芦屋駅界隈はスイーツ店をはじめいろんなお店が並ぶオシャレな街のイメージがありますが、お気に入りの芦屋スポットとして挙げたのは「芦屋ロックガーデン」と「芦屋浜」。「芦屋は、海と山も近く自然もいっぱいの場所。家族で楽しめる街なんです。」芦屋ロックガーデンは、六甲山系の山歩きコースの1つで、芦屋川上流から神戸市東灘区の山中にある岩場でちょっとしたクライミング気分が味わえます。藤田家の定番は、気候のよい時期にご自宅から芦屋川沿い~ロックガーデン~風吹岩~六甲山山頂~有馬温泉まで約15キロを歩き有馬温泉で疲れを取って帰るというルートなんだとか。

また阪神芦屋駅から南へ徒歩20分ほどのところにある「芦屋浜」は、魚釣りを楽しむ家族連れが多く見られるエリア。春夏はマサバやイワシ・イカ、秋冬はマアジやメジナやサヨリ、太刀魚が釣れます。藤田さんのお子さんは夏休みの自由研究で「芦屋浜の魚」を調べたそうです。海も山もある芦屋での生活を家族でめいっぱい満喫されている様子がうかがえました。

 

女性活躍推進や働き方改革がどんどん進む一方で、「働き続けること」を難しく感じる女性はまだまだたくさんいます。女性が仕事を続けたい、頑張りたい、と思った時に気になるのは仕事と家庭の両立。フルタイムで働きながら見つけてきた両立のヒントや家族との関わり、視点を変える考え方、お仕事術などを綴った藤田さん執筆のコラム「働く女性にHappyを!」が、HANSHIN女性応援プロジェクトWEBサイト『Cheer*full café』にて連載中です。
「働く女性がホッとしたり、これから働こうと考えている女性が初めの一歩を踏み出す勇気が持てるような話を自分の経験を交えて書いていきたいと思っています。」と藤田さん。ぜひご一読くださいね。

 

取材協力:丸福珈琲店ハービスPLAZA B2F 

06-6454-2020
西梅田のハービスPLAZA 地下2階にあるカフェ。
独特の自家焙煎と秘伝の抽出による芳醇香味にこだわりつづける浪花の老舗珈琲店。
コク深い珈琲や昔ながらのホットケーキなどはもちろん、ビストロメニュー、パティシエによる各種スイーツやギフトなど、メニューが豊富に取り揃えられています。

2017.12.15活動エリア 梅田駅 芦屋駅

2017.12.15
活動エリア
梅田駅 芦屋駅
Profile
藤田 朋子(ふじた ともこ)

国内製薬会社勤務/薬剤師、関西学院大学 客員研究員、キャリア形成支援士

夫と高校生の息子、小学生の娘の4人家族。
大学卒業後、製薬会社に就職。研究開発部門に10年、薬事部門に5年、品質部門に5年とジョブローテーションをしながらキャリアを重ね、現職 品質部門グループリーダー。
関西学院大学 女性活躍推進研究センターの客員研究員や公益財団法人 日本女性学習財団認定 キャリア形成支援士として働く女性・働きたい女性を応援する活動にも力を入れている。

藤田さんの連載コラム「働く女性にハッピーを!」
(HANSHIN女性応援プロジクトWEBサイト『Cheer*full cafe」内)
https://hanshin-woman.com/column/listtop.php?id=27

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この記事を書いた人
藤本亜希子
藤本亜希子

ライター・ヨガ・ISD個性心理学講師、ヨガ教室「彩りyoga」主宰 ヨガ講師として教室を運営する傍ら、ライター・ISD個性心理学講師としても活動。 ヨガ教室の集客を目的に開始したブログが評判となり、その発信力を活かして、2017年よりライターとしての活動を開始。 1500人以上の女性と関わってきた経験を活かし、飾らず、女性に寄り添う文章表現を得意とする。 阪神青木駅近くに住む、年子姉妹の母。

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