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コラム

食事で改善、美人レシピ。

小山 静花
兵庫医科大学病院 臨床栄養部 管理栄養士

食で身体を温める!

食で身体を温める!

食で身体を温める!

2021年が始まりましたが、この年末年始は大寒波で、普段余り雪が見られないような当院の在る兵庫県西宮市近隣にも雪が降りました。1月下旬現在もとても寒い状況が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

コロナの影響で、定期的に室内の換気をしなければいけませんので、職場や学校の教室などでも部屋の出入り口がオープンになっていますよね。私自身も、寒さから脱する為に温かいものが欲しくなる今日この頃です。

さて、寒いときには室温を上げる事が一番ですが、大きなお部屋は換気もあいまって温まりにくく、他に体を温める方法としてはカイロを貼ったり、某・温かいインナーを着込んだりと対策をしておりますが、何せ芯から寒い・・・。体の中から温まりたいですよね。

その場合、出先で出来る事と言えば「温かい物を飲んだり食べたり」という事になると思います。その前にちょっと気になったので体温がどのように上下するのか、という事を調べてみました。

体温の上下の仕組み

体温の上下の仕組み

人の身体での熱産生は、大きく3つあるそうです。

まず“①食事誘発性熱産生”として食べるとエネルギーを産生する際に熱を発します。さらに“②身体活動”として筋肉を動かして熱を発生させます。「運動しなければ筋肉は動いていないから体温が上がらないのでは?」と思われた方もいらっしゃると思います。実は“③基礎代謝”と言って、寝ているだけでも呼吸をしたりすると肺の筋肉が動いていたり、無意識でも寝返りをうったりと私たちの筋肉は休むことなく動いて熱を発生させています。

一番エネルギーを作っているのは筋肉だそうです。部分的に発生した熱が血液を温め、温まった血液が一旦心臓に運ばれ、又さらに心臓から温かい血液を全身へ向かって送り出すことで熱が体全体に伝わり体温が上昇します。最後は皮膚から放熱されて体温が大体37度近辺に維持されるという“恒常性”が保たれているそうです。こうして体温が上下しながら保たれているそうです。こうして体温が上下しながら保たれているのです。

たしかに寝ている赤ちゃんを抱っこすると温かいですよね。
基礎代謝ってすごいですね。

他に、熱を放出する方法として、「汗をかく」「トイレに行く」など体内の水分を放出する事で体温がさがります。

これらをふまえて、身体を温める方法を考えてみましょう。温める方法はもちろんですが、その後冷やさない様にする事も大切です。

 

食で身体を温める方法

食で身体を温める方法

今回は食で身体を温める方法を考えてみました。もちろん、“食事誘発性熱産生”として食べてエネルギーを産生させることが体温を上げるので、皆様が3食きちんと食べる事を前提とさせていただきます。その中でさらに取り入れて身体を温める方法として思いつく範囲で出来る事を挙げてみます。

①温かいものを飲む(または食べる)
 
メリット:簡単、直接的。
 デメリット:温度が持続しにくい。
       延々と温かい物を飲み続ける事は困難。
       水分を摂り過ぎるとトイレが近くなり、結果的に体温が下がる。

②食べ物の温かさをキープする
 「くず粉」「片栗粉」などをお料理に使うことで、熱が逃げにくくなり、食べ物の温かさを持続させる事が出来ます。

③体を温める食品を利用する
 ・根菜類
・・・エネルギーを発する「でんぷんを含むもの」「水分が少ないもの」が体を温める。

 ・柑橘類・・・リモネンという成分が代謝を活発にする。(=熱を産生する)

 ・発酵食品・・・含まれている酵素が代謝を活発にする。

ただ、過ぎたるは逆効果になることもあります。例えば、水分を摂り過ぎてトイレが近くなることや、汗をかきすぎるぐらい辛い物を食べると、その時は暑くなりますが、そのあとに寒くなります。前述した体温を下げるきっかけに繋がっているのです。
なので、過度にならない程度に参考にしてくださいね。

<今回のレシピ>

<今回のレシピ> 生姜(ショウガ)入りゆず茶

・市販ゆず茶  大さじ1程度

・乾燥生姜   適宜

 (または、おろし生姜 小さじ1程度)

・お湯

<ちょこっとpoint>

生の生姜(ショウガ)はジンゲロールという成分が末梢の血管を拡張し血流促進して体の表面を温めてくれますが、これは解熱作用もある為、汗をかかせてその後は身体が冷えてきます。ずっと温まりたい方は、生姜を乾燥させることでジンゲロールがショウガオールとなり、体内での燃焼効果を高めて血流促進を行うことで身体を温めてくれます。なので冷え性などの方は「乾燥生姜」を加える事をお勧めします(ただし乾燥生姜は胃腸を壊してしまうので1日10gまでがよいとされています。過剰摂取に注意しましょう)。乾燥生姜は、薄くスライスした生姜を天日乾燥させたり、オーブンやレンジで作ったりすることもできます。 

 また、ゆずなど柑橘類に含まれるリモネンも代謝を上げる(=熱を作る)作用や、この冬の時期に嬉しいビタミンCも含まれ、風邪対策にも打ってつけです。

 体を温める効果としては以上となりますが、それ以外の注意点としては先程の乾燥生姜の摂り過ぎや、ゆず茶には砂糖がたくさん含まれますので、1日1回程度で、糖尿病などの方は週に数回程度にするなど気をつけながら摂取してください。

参考:「身体の“熱”の発生源は筋肉」
   東京理科大学 准教授 柳田信也 先生 著

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