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コラム

わたしサイズの住まいと暮らしづくり

中川由紀子
一級建築士、インテリアコーディネーター一級建築士事務所みゆう設計室代表

収納の基本はワンアクションで!~女性建築士によるインテリア相談

収納の基本はワンアクションで!~女性建築士によるインテリア相談 主婦、母目線で住まいの設計をする建築士、みゆう設計室の中川です。
今回は「プロによるインテリア相談」で収納の悩みを伺ってきました。

インテリア相談とは

「今の家をおしゃれなリビングのインテリアに変えたい!」
「リビング続きの和室が物置になってしまう・・・」
「自分らしいインテリアに憧れるけど、どうしたらいいの??」

などの悩みに対して、ご自宅に訪問してアドバイスします。

今回、ご依頼を頂いたのは、阪神沿線のマンションにお住まいのF様。
リビングやキッチンなどの「見える」部分はすっきりと上手に片づけていますが、
押入の中や書類収納など「隠す」収納がうまくできないことにお悩みでした。

使用頻度が高いものは「ワンアクション」、他の物を動かさなくても取り出せるようにしておく必要があります。

収納をつくるときは、使うものの使用頻度と優先順位がとても大事。
今回はその使用頻度に合わせた「取り出しやすさ」と「すっきり収納」についてアドバイスをしました。

押入の「ワンアクション」を妨げている物

押入の「ワンアクション」を妨げている物 「押入の中の物が取り出しにくい」
それがF様のひとつめの住まいのお悩みです。

日常過ごすリビングダイニングやキッチンなどはとてもすっきりと暮らしているのですが、見えないところを使いやすく収納するのが難しいようです。

F様邸の押入はリビングダイニングと隣り合う和室にあります。
家族の共用空間であり、洗面所にも近くて比較的使いやすい収納スペースですが、基本的に季節外のものやお布団、キャンプ用品などを収納しています。

この押入には来客用の布団を入れていますが、ほとんど使用していません。
使いやすい場所にある収納スペースにも関わらず、取り出しやすい場所に1年に1回も使わない敷布団が前面に置かれています。

この押入は通常より幅が狭いので、敷布団を平らに収納できません。
他の収納(クローゼット、ウォークインクローゼット)も布団を収納できるスペースがなく、工夫して「巻いて」「縦にして」収納していました。

現状は来客用の敷布団以外のスペースに、掛け布団、扇風機、寝袋などを置いています。
すぐ崩れ、他の物を先に出さないと必要なものが取り出せない、お子さんには使用が難しい状態でした。

「ワンアクション」で物を取り出せる押入にする

「ワンアクション」で物を取り出せる押入にする この押入を改善するポイントは「ワンアクションで取り出せる」収納とすること。

出し入れが年に一回程度のものは除外します。
F様邸の場合は「敷布団」と「扇風機」でした。
まず扇風機を押入中段の底に敷き、敷布団は押入奥に平たく薄くして縦に収納しました。

これ以外のものを全て「ワンアクション」で取り出せるようにします。

まずは今も使われているIKEAの収納ケースSKUBBを活用します。
縦置きが可能な布製の収納ケースで、持ち手もあり引き出しやすいので人気があります。

3つ買い足して、掛け布団や毛布などを全て収納したSKUBBを4つ縦に並べます。
その上段に取り外し可能な棚を設け、棚上にかごや寝袋を置きます。
そうすると、押入の中の物が皆ワンアクションで取り出せるようになります。

棚は薄目の棚を作る方が良いですが、難しい場合は突っ張り棚でもOK。
扇風機を他のクローゼットに収納できた場合は、棚を2段にするとより使いやすくなります。

F様はこの様子を見て「ワンアクション」に感動!
普段使いのブランケットやストールなどもこれからは押入に収納できそうです。

後日、SKUBBを購入してスッキリ収納したお写真を頂きました。
あと棚を取付ければ全てワンアクションが可能です。今のところこのままでも使いやすそうですね!

すっきりしないダイニングのデスク

すっきりしないダイニングのデスク F様邸のダイニングには夫婦のワークスペースとして使用するカウンターデスクがあります。
このデスクには収納がないので、書類や文具などが雑然としてしまうことが二つ目の住まいのお悩みでした。

また、椅子の周りにバッグを置いてしまうこともデスク周りがすっきりしない要素のひとつ。

・書類
・バッグ
・文具

のための収納スペースを確保すれば、デスク周りがすっきりするはずです。

では、どんな収納を設けたら良いでしょうか。

デスク下を利用して書類用ワゴンを設ける

デスク下を利用して書類用ワゴンを設ける カウンターの上に吊戸棚を設ける方法もありますが、高い位置に収納をつくるのはあまり好みではないというF様。

そこでオススメしたのが、書類や文具が収納できるワゴン。
使用するときは椅子の横に置き、使用しない時はデスクカウンターの下に収納すればすっきりします。

上段には上から収納しているものが見える書類、文具類。
下段にも書類ボックスが入りますし、バッグも収納可能です。

収納方法も基本的にワンアクション。
一目で見える、というのが使いやすさにつながります。

F様は「ワゴンと言うと中身が見えているかごのような印象がありました」とのこと。
みゆう設計室では調味料ワゴンやプリンターワゴン、ランドセルワゴンなどを造り付け家具に設けることが多いので
事例をお見せして、このカウンターにぴったり合うワゴンをご提案することになりました。

目的に合った収納をつくるとすっきり!使いやすい!!

目的に合った収納をつくるとすっきり!使いやすい!! 新築住宅を建てる時、リノベーションをする時、収納計画を失敗する原因の多くは、収納の目的を考えず「とりあえず」収納をつくるからです。

模様替えをする時も同じ。
ただ収納する家具を増やすのではなく、何のために収納が必要なのか考えることが大事です。

みゆう設計室のデザインした「ナチュラルモダンな家」のダイニング横にあるファミリーデスクにはランドセルワゴンやプリンター収納、文具用棚も設けてすっきりしています。
過ごす場所に使いやすい収納があると、居心地の良い空間が作れますよ。

ナチュラルモダンな家|ファミリーデスクの収納
https://miyudesign.com/3725


F様はインテリアに興味を持ち、日常からすっきり過ごせるように整えているので、今回のアドバイス後にさらに使いやすくて快適な住まいになることと思います。

とても喜んでもらえてよかったです。



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