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コラム

わたしサイズの住まいと暮らしづくり

中川由紀子
一級建築士、インテリアコーディネーター一級建築士事務所みゆう設計室代表

家族が集まるリビングダイニング~目からウロコのインテリア相談

家族が集まるリビングダイニング~目からウロコのインテリア相談

母・主婦目線で住まいをデザインする建築士、みゆう設計室の中川です。

 

みゆう設計室では住まいの設計だけではなく、ご自宅に伺って住まいの悩みを伺う「インテリア相談」も行っています。

住まいの悩みへのアドバイスに「目からウロコ!」と驚かれる方が多いのですが、実は暮らし方と住まいの本質から考えると「当たり前」のことばかり。

悩みの原因はなぜか「思い込み」が多いのです。

 

家族の行動パターン、住まいのかたちと広さ、収納の位置、それは全ての家で異なるものです。

自分の家を、自分たちの暮らしを見直すことで、住まいの悩みは改善し、居心地が良くなります。

 

今回のコラムではインテリア相談での悩みを元に、家族が集まるリビングダイニングに居心地の良さをつくる方法を紹介したいと負います。

来客時を考えて購入した6人掛けのダイニングテーブル

来客時を考えて購入した6人掛けのダイニングテーブル

現在ご夫婦と社会人の息子さんの3人住まいのK様のお住まい。

住まいの悩みのひとつは「使えないダイニングテーブル」の存在でした。

 

この家で暮らし始めて購入したのは6人掛けのダイニングテーブル。

当時は4人家族でしたが、来客があったときにも皆でテーブルを囲めるように大きなダイニングテーブルを購入しました。

 

でも、気が付けばテーブルの上には本や書類が積み重なって、家族が過ごすのはテレビの前にある座卓ばかり。座卓の周りがとても居心地良いこともあり、次第に座卓で食事をするようになりました。

 

居心地が良い座卓があることはとても良いこと。

家族がここに自然に集まるのですから。

 

しかし、大きなテーブルが空間に鎮座して使われていないのも困りますよね。

 

そこでひとつアドバイスをしてみました。

「椅子の配置を変えてみましょう」

配置を変えるだけで「居場所」が生まれたダイニング

配置を変えるだけで「居場所」が生まれたダイニング

インテリア相談訪問時に6人掛けのダイニングテーブルには、テーブルの長手に3脚ずつ椅子が配置されていました。

 

長手に3脚の椅子が並ぶと隣の椅子との間隔が狭くなります。

お子さんが小さい場合は椅子の感覚が狭い方が食事のお世話をしやすくなると思いますが、こちらは大人ばかりの3人家族。

3脚並んだ椅子の両端に座ると「1脚分の椅子の距離感」ができ、かつ少し狭く感じるのです。

そのため「どこに座ったら良いか分からない」のです。

 

その椅子配置を

・テーブルの長手に2脚ずつ

・テーブルの短手に1脚ずつ

に変えてもらいました。

 

そうすることでそれぞれの椅子の間隔がゆったりとして、隣り合って座っても狭く感じません。

隣り合って座っても、斜めの関係で座っても、相手との適度な距離感を保てるようになります。

ご家族の仲が良いからこそ、近すぎても離れすぎても違和感があったのです。

 

相談当日に椅子配置を変えたら、帰宅したご家族が自然に椅子に腰かけたそうです。

それを見て奥様は何年も悩んでいたのに一瞬で解決した、と喜ばれていました。

居心地の良さが作れなかったリビングダイニング

居心地の良さが作れなかったリビングダイニング

キッチンで料理をしていて家族の様子が見られるオープンキッチンのかたちが住まいの主流になりました。

写真のお住まいはお手持ちの円形ダイニングテーブルを使用することを前提に、ダイニングスペースとキッチンの位置を設計しています。
本来は新築でもリノベーションでも、心地よい距離感を押さえて間取りを作ることが大切です。
しかし、キッチンの正面にある「広すぎるダイニング」とその隣にある「居心地の良いゾーンが狭いリビング」による距離感が原因であることに気づかず、8年間もリビングダイニングに居心地の良さを感じられないという悩み相談を受けたことがあります。

キッチンの前にダイニングテーブルという配置が基本ではありますが、その家に対しては思い切ってキッチンの前にリビングとしてソファを配置し、ダイニングテーブルを狭いリビング側に変えてもらいました。
キッチンから歩く距離が変わらず、カウンターから食事を出すことが無いため可能になった配置です。

相談の後にすぐに配置を変えられ、「最初はキッチンの前にリビングがあることに違和感があったけれども、落ち着くと感じる空間ができて驚きました。これで8年の悩みが解消されました。」というご感想を頂きました。

オープンキッチンの前にダイニングテーブルを設ける基本的なスタイルで暮らすべきだと思う先入観が「居心地の良さ」を奪っていたのです。

それまでゆっくりくつろぐことができなかったリビングダイニングでしたが、その配置換えひとつで心地よい距離感と居場所ができて、家族が集まるリビングダイニングに変わったそうです。

あなたの住まいの悩みも解決します

あなたの住まいの悩みも解決します

リビングダイニングにはソファがあってテレビがあってダイニングテーブルがあって…。

そんなイメージを持っているかもしれませんが、それは暮らしにとって「必要だと思い込んでいるもの」かもしれません。

 

リビングのソファにはいつもコートと鞄が置いてあるというご家庭も多いのです。

本当にソファは必要?ダイニングテーブルは必要?

 

例えば二人暮らしのご夫婦の場合、二人掛けのソファより、一人掛けのソファをふたつ設けた方が夫婦の時間を長く楽しめるかもしれません。ダイニングの椅子の配置も、正面で向き合って座るより斜めに腰かけた方が良いかもしれません。

 

家族が集まるリビングダイニングは、家族の関係に合わせて変化させる。

まずは、自分たちの家と暮らしを見つめることから始めてみましょう。



そして、今後このコラムではインテリア相談実例を紹介していきたいと思っています。

我が家の相談に来てほしい!という方もお問合せくださいね。

あなたの住まいの悩みもきっと解決できますよ。
詳しくはこちらをご覧ください。

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