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コラム

わたしサイズの住まいと暮らしづくり

中川由紀子
一級建築士、インテリアコーディネーター一級建築士事務所みゆう設計室代表

新1年生の子ども空間づくり~学習机やランドセル収納、どうする?

新1年生の子ども空間づくり~学習机やランドセル収納、どうする? 新1年生の子ども空間づくり~学習机やランドセル収納、どうする?

3月になり、卒業・入学の季節となりました。
入学準備をするのも、春の節目の、ひとつの楽しみですね。

 

子どもの環境が変わる時期は、暮らしを見直すちょうど良い機会。

特に小学校に入学する時期は、子ども部屋や勉強のための環境を作ることに悩まれる方が多いようなので、今回は新入学に備えた「子ども空間づくり」について紹介したいと思います。

まずは、変化に対応しやすい子ども部屋づくりを。

まずは、変化に対応しやすい子ども部屋づくりを。 まずは、変化に対応しやすい子ども部屋づくりを。

入学祝として学習机や収納家具をプレゼントしてもらうご家庭も多いようですが、それらの購入は入学してからでも良いと思っています。

 

学年が上がり学習に使う道具が増え、学習塾や習い事の「持ち物」も増えます。
入学時に用意した家具では収納スペースが足りなくなり、2、3年しか使えないことがあります。
また、小学校のうちは子ども部屋の学習机は使わないお子さんも多いのです。

入学準備ではクローゼットの一部分などに収納スペースを設け、変化に対応しやすい子ども部屋づくりを目指すと良いでしょう。

収納をきちんと設けたファミリーデスクは有能!

収納をきちんと設けたファミリーデスクは有能! 収納をきちんと設けたファミリーデスクは有能!

ダイニングに学習机を置きたい、というご相談も増えています。

実際、保護者のチェックが必要な宿題も多く、お母さんが晩御飯の用意をしている横で音読をしたり、ダイニングで答え合わせをするご家庭も多いのではないでしょうか。

小学校低学年では自分の部屋で宿題をしないため、子ども部屋に設けた学習机は「ただの荷物置き場になる」という悩みをよく聞きますが、ダイニングの学習机も「ただの荷物置き場」となると困ります。

せっかくの家族の楽しい食卓のまわりがごちゃごちゃするのは避けたいですよね。

 

新1年生の子ども空間づくり~学習机やランドセル収納、どうする? 新1年生の子ども空間づくり~学習机やランドセル収納、どうする?

そこで、デスクの上に持ち物が山積みにならないよう、教科書、ランドセル、文具、学校から届く書類などを置くスペースをしっかり確保できるファミリーデスクをリビングダイニングに設けるようにしています。

宿題が終わったら翌日の準備も済ませて、お母さんがランドセル内のチェックをするのも簡単。

ランドセルワゴンを設けたファミリーデスクは特に人気です。

ファミリーデスクがあると、大人にとってもパソコン使用やちょっとした書きものにも使えますし、学校から配布される「お便り」の整理もできて便利です。

そして、お子さんが高学年になってから個室に学習机を設ければ良いのです。
その頃には大人になっても使えるデスクを選ぶこともできます。

子どもと一緒に収納の仕方を考える

子どもと一緒に収納の仕方を考える 子どもと一緒に収納の仕方を考える

子どものものは全部子ども部屋に片付けてほしい!というお母さんの住まいの悩みもよく聞きます。

やはりリビングダイニングや玄関に学校の持ち物を放置するお子さんが多いのでしょう。

でも、使う場所と片付ける場所が遠い、片づけの作業動作が増えると、片付けが苦手な大人でも収納することができないのです。

 

そこで、思い切って玄関横や廊下にランドセル置き場を設けたり、リビングに教科書等の収納を設けたりして、子ども部屋に全ての持ち物を片づけるという発想から、子どもにとって片付けやすい場所に収納を確保する発想に切り替えます。

子ども部屋の使い方も、持ち物の片付け方も、与えてあげるのではなくお子さんと一緒に考えてみるのがおススメ。
きっとお子さんも自主的に片づけをしやすくなると思いますよ。

 

みゆう設計室では、家族の過ごし方を読み取った収納をデザインします。

住まいの見直しをしたいと思われている方はご相談くださいね。

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