

新しい生活が始まる人も多い春。新築やリフォームを検討している方、家具や収納を見直したいと思っている方もいることでしょう。新しい生活をすっきりとスムーズに進めるためにも片付けやすい家にしたいですよね。
住宅設計をしていると「収納の多い家にしたい!」というご要望は多いのですが、収納面積が多い家が必ずしも片付けやすい家になるとは限りません。今回は片付けやすい家を作り、収納の質を上げるための収納計画について紹介します。
物を使う場所、過ごす場所の近くに収納を設ける


さらに室内の写真を撮って写真を見ると、その「片付いていないもの」が客観的に見えてきます!
この「片付いていないもの」を収納する場所ができると、家がすっきり片付くようになります。
リビングダイニングに郵便物、充電器、リモコン、文具、お子さんのおもちゃ、雑誌や本、バッグなどが置きっぱなしになる家はよく見られます。それらを片付けたい場合は、置きっぱなしになってしまう場所の近くに収納を作るのがオススメです。
また、郵便物や新聞などを置く場合は、足元にゴミ箱を設置して読み終わったらすぐ処分できるようにしておくと、必要な物だけ保管できるようになります。
片付ける物のサイズに合う収納を設ける


逆にお布団、スーツケースや季節家電など大き目の物を収納したい場合は奥行きのある収納の方が便利。
奥に収納したバッグや書類などを取り出しにくいという相談を受けて、リビングの奥行き深めのクローゼットをファミリーデスクに作り替える収納リフォームを行ったことがあります。とりあえず収納を作っておこう!というのではなく、片付ける物のサイズに合った収納を設けましょう。
引出し収納が良い?扉のある収納が良い?


引出し収納の場合は細かいものを収納するのに便利ですが、目線よりも下にしか設けられませんし、定位置を決めていなくて探し物をするのに何度も引出を開け閉めしている人もいると思います。
物の出し入れがしやすいのはオープン収納。一目で見られるので在庫管理もしやすいですが、扉などで隠せる収納でないと見た目がスッキリしないのがデメリットです。
自分の片付けの癖や性格によって収納の向き不向きはあります。収納の見た目の好みだけでなく、自分の片付け方に合わせた収納を選ぶ方が良いと思います。
収納の質が高ければ、無駄なストックも減少


とりあえず収納家具を買おう!家を建てるからとりあえず収納をたくさん作ろう!
と考えている方は、もう一度、今の家の「片付かないもの」「片付けやすくしたいもの」は何か見直してみてくださいね!
そして、片付けやすい家を作りたいけれど自分で考えるのは少し難しい、という方はぜひみゆう設計室にお声掛けください。
みゆう設計室 https://miyudesign.com/
2023.04.03関連エリア
2023.04.03 関連エリア |