みなさまこんにちは!
今回は「阪神沿線が大好き!」な女性がライターとなり情報を発信する『チアフルライター通信』に各ポジションで携わる方々にお話しを伺いました。HANSHIN女性応援プロジェクトを運営する阪神電気鉄道(株)の永井佐苗さん、チアフルサポーターを統括する(株)ICCの林拓真編集長、チアフルライターの伊東智代さんと、とっても可愛い娘さんの遥ちゃん、当記事を担当した私、小椋直子が参加。
「あぁ、そんな風に思ってたの~!?」と、インタビューを通して初めて知ったお互いのメリットなど、楽しい話がたくさん出てきましたよ!
(写真左から、チアフルライター通信編集長林さん・伊東さん・遥ちゃん・ライター小椋・阪神電気鉄道(株)永井さん)
自分の好きなことを自分のペースで発信できる、フレキシブルな媒体

小椋
伊東さんは、『チアフルライター通信』をどのようにして知りましたか?
伊東
西宮で開催されていたママ向けイベントに参加したとき、阪神電鉄さんのブースが出ていて、そこでFacebookから参加できると知り、登録しました。もともとバイク雑誌のライターをしたり、阪神沿線のクチコミサイト『阪神ナウ!』でブログを書いたりしていて、また何か新しいことを始められたらいいなぁと思っていたので。
小椋
小さなお子さんがいらっしゃる中で新しい活動をしようと行動されるのはすごいですね!
伊東
子どもが生まれるとなかなか文章を書く時間もないけれど、自分のタイミングでできるものがあったらいいなぁと思っていました。『チアフルライター通信』は好きな事を記事にしていいという話だったのと、自分のペースで発信できるということで、子どもがいても無理なく活動できるなぁと思いました。
永井
ライターさん向けの勉強会も、賑やかな雰囲気で話しながらというのが理想なので、お子様連れで参加していただいて大丈夫なんです。もちろん今回のインタビューも笑
キッザニアご招待やワンコインランチなどうれしい特典も満載♪

小椋
伊東さんが実際に活動を続けられる中で、楽しいのはどんなことですか?
伊東
自分が書く記事のネタに偏りがあって、キッザニア甲子園のことをたくさん書かせてもらっています。阪神電鉄さんのキッザニア貸切イベントに行けたのがすごく役得な感じでした。チアフルライターになったおかげでプレミアイベントに参加できるというのはとてもうれしいですね。お土産もついてるし♪
林
今“偏り”というキーワードが出てきましたが、偏りがあるのがチアフルライターの良い所なんです。自分の好きなことを発信してもらうので、偏りが出てくるのが自然なんですよ。阪神沿線に愛着をもって、阪神沿線を舞台に、好きなことを思う存分発信してほしいです。キッザニアのご招待チケットも一般公募の枠とは別に、チアフルサポーター枠というのがあって、一般枠だとものすごく競争率が高いのに、チアフルサポーター枠はまだそんなに知られてないので応募が少なくてめっちゃ当選率が高いんです笑。今は立ち上げ時期なので穴場なんですよ。
永井
そうなんです。一般枠は当選倍率30倍とかになるんですが、取材用にチアフルサポーター枠を特別に融通しており、倍率は3倍くらいです笑。
小椋
私は、定期的に開催される勉強会後にライターのみなさんと参加するランチミーティングがすごく楽しくて、ライターさんたちに会えることがうれしいです。普段は会えないのが、そこへ行ったらやっと何ヶ月ぶりかに会えて、「元気やった~?」っておしゃべりするんですよ。
永井
交流会だけ参加したいっていうライターさんすごく多いんです。
小椋
やっぱりみんな会いたいと思っているんじゃないですかねぇ。
永井
交流会に参加して友達ができたっていうお声がとてもうれしかったです!
林
おもしろいのは、交流会には来てくれるけど記事はまだ一本も書いてないライターの方もいることです笑。記事は書きたいネタが出てきた時に書いてもらえればいいので、それでいいんですよ。そんなゆるい空気感でやっています。
小椋
とにかく楽しいですよね。
永井
最初はそこが不安だったんです。みなさんに仲良くなってもらえるようにこちらが何か仕組みを用意した方が良いのかな、と考えていました。例えば「今回はこのことについて話し合ってください」と最初はテーマを準備していたんです。みなさんが思い思いに仲良くお話しされているのを見て、今では自由に交流してもらっています笑
林
どうしてそんな風に自然に横の繋がりができるんですか?
伊東
みなさんが書かれている記事を読んで、なんとなく分かるからじゃないですか?この人こんなのが好きなんだなって。文章を読んでお互いを知っているっていうのは大きいと思います。
永井
記事を読みながら、この人こんな人かな、お元気かな?って私も思っています。
小椋
それと、次のランチミーティングはどこのお店かなぁ?って事前に楽しみだし、いいお値段のランチをワンコインの500円でいただけるのもとてもうれしいです。
林
そこは、いつも頑張られているチアフルサポーターさん、チアフルライターさんへの阪神電鉄からの感謝の気持ちの現れですね。
人と人をつなぐ架け橋に メディアに携わる醍醐味を体感

小椋
初めての記事でドキドキしたとか、思い出に残っているエピソードなどありますか?
伊東
取材先の担当者とメールでやりとりをして、例えば「名称をこんな風に書き換えてください」などレスポンスがあるのが「書いて終わり」じゃなくて、スキルアップにつながってプラスになってますね。アポをとったりすると、昔の仕事を思い出したりします。
小椋
取材先の人と記事のやりとりをして、その後もゆる~くつながっていたら、イベントの開催場所を探していた友達にその取材先を紹介することができたことがあります。チアフルライターの取材で知り合った人と友人をつなげることができたから、良かったなぁと思ってうれしかったです。
林
僕は地域でメディアに携わっていたら、人と人とのメディアにもなる、つなげ役になるって思っていて、そういう部分は発信している人の大きなモチベーション、やりがいになると思っています。
小椋
伊東さんの趣味は何ですか?
伊東
手芸ですね。
小椋
チアフルライターになって阪神電鉄さんとつながりができたから、そのつながりを最大限に活かして手芸に関してやってみたいことなどありますか?
伊東
手作り市やフリマみたいなことをできたら楽しいかなと思います。出店者はチアフルサポーターさんから募って。
永井
月に一度、サポーターさんの日を作ろうかという話も社内で出ていたんですよ。みなさんが集まれる場所を探されているのであれば一緒に何か企画したいです。
阪神電鉄に自分の声がすぐに届く! 活動のフィールドも増幅中

小椋
阪神電鉄さんと知り合えてつながれるというのがすごいことなので、そのお力でいろんな可能性が開けてくる人も出てくるといいなぁ。
永井
それって喜んでもらえることなんですね。こうやって実際の声を聞かせてもらわないと手応えが全くわからないんですよ。阪神が保有する施設のバックヤードツアーも検討したことがあるのですが、イベントに当選した人は本当にうれしいのかなぁ?って。こういうことに魅力を感じてもらえるんだ、っていうリアルな声を聞かせてもらえるのはありがたいです。
小椋
永井さんとしてはもっともっとこちら側の声を聞きたいですか?
永井
もちろんです!3月末に予定しているウェブページの改修も、交流会の時にライターさんからのお声をいただいて、「そう感じているんだ」と意外なことに気付いて、採用させてもらったこともありましたし。
林
そういうサポーターからの声を積極的に取り入れていこうという姿勢は一緒にやらせてもらっていて、強く感じます。自分たちでは見えない価値を、サポーターと関わることで気付くことができるというのはこの活動の醍醐味ですね。
永井
阪神沿線に住んでいる女性とたくさんつながっているということで、社内の他のチームからも「こんな記事を企画しているので、こういう人を探しているんだけど、チアフルライターさんの中にこんな人いないですか?」と頼られることが増えました。
小椋
存在意義がありますねぇ。
永井
だんだん他の部署にも認知されつつあって、広報からもラッピング電車や卓球場の取材にチアフルライターさんにぜひ来てほしいと声がかかるようになりました。前までそんなことがなかったので、大きな進歩だと手応えを感じています。
独断と偏見と主観を出し切れる、多様性あるメディアに

永井
林さんがライターさんとお仕事をされる中でよかったことは何ですか?
林
好きなことを発信することの熱量がすごいということをあらためて感じたことですね。伝えようっていう力が全然違うので。熱量のある記事には引き込まれる力を感じます。それが例え普段、興味を持っていない分野でも、記事に対する愛着や愛情を感じてつい引き込まれるんですよね。好きなことだけを発信するという、ライターの独断と偏見と主観を全面的に押し出すメディアだからこそ感じられるものだと思います。
小椋
独断と偏見と主観、それをやらせてもらえる媒体なんですね!
林
そう!他の媒体だと独断、偏見、もっと言えば偏愛といった主観を切り取ったり角を丸めたりする事が多い中、チアフルライター通信はその部分にほぼ手を入れません。1つ1つの記事にそれぞれライターの強いこだわりと愛着を感じるので、より分かりやすい表現や伝え方を提案することはあっても、内容自体に対しての変更はほぼ行いません。一人一人が多様である必要はなくて、思いっきり偏っていたり、1つの分野を深堀りしていたりしてもかまわない。その分、沿線に愛着を持つ多くのライターに関わってもらっていて、それがチアフルライター通信というメディアの多様性につながっていると感じています。
これからも阪神沿線に愛着がある人にどんどんメンバーに加わってもらいたいです。その人の「大好き」を紹介してもらうことが、沿線の魅力を伝える何よりの発信になると確信しています。