「バーベキューに行きたい・・・」でも自信がないという人へ


春や秋などの気候の良い時期は、「青空の下、家族でおいしいお肉を食べたい」という気持ちになりますよね。でもアウトドアが苦手で「我が家だけではちょっと…」「誰か誘ってくれないかな…」と思っている人も多いのでは。
そんなアウトドア初心者家族のバーベキューを成功させるため、準備と手順の秘訣をバーベキューのプロに教えてもらいましたのでご紹介します!
教えてくれたのは日本バーベキュー協会上級インストラクターでバーベキューケータリングサービス「BBQのバベル」店長の高中昌秀さん。これまでに数々のイベントを成功に導いてきたバーベキューの達人です。
まずは場所選び!おさえておきたい6つのポイント


バーベキューで最初に考えたいのは場所選び。設備の有無によって準備するものも変わってきます。特にチェックしたいのは以下の6つです。
(1)利用可能期間、利用可能時間(営業時間)、定休日
(2)アクセス(車の場合は駐車場もチェック)
(3)機材・道具の持ち込み(可、不可、レンタル)
(4)食材の販売(現地調達なら近辺のスーパー、お店など)
(5)使用・利用の金額
(6)トイレの有無
特に「(3)機材・道具の持ち込み」次第で、準備するものが全く異なります。バーベキューコンロなど必要な一式を全てレンタルできる場所もあれば、全て自分たちで持ち込む場所もあります。持ち込みの場合はコンロの購入や現地まで持っていくための人手、車の手配、駐車場から会場までの距離なども重要になってきます。
「(6)のトイレの有無」ですが、特に小さな子どもがいる場合は近くにトイレがあるか、場所はどこかまで確認しておけば安心です。
準備に役立つ!機材・道具&食材リスト


【機材・道具の必需品】
・バーベキューコンロ
・網
・鉄板(焼きそば、鉄板焼きなど食材によって)
・炭
・着火材
・チャッカマン(ライター)
・炭バサミ
・軍手(手袋)
・レジャーシート(敷物)
・テーブル
・調理用のトング
・クーラーボックス
・保冷剤(氷)
・水タンク(手洗い場がない場合の手洗い用)
・お皿、コップ、箸
・スポンジ、タワシ、洗剤(現地で機材を洗いたい場合)
・ゴミ袋(多めに)
・ウェットティッシュ
・機材を掃除するための雑巾
・救急道具(火傷、切り傷)
生肉を掴むときに使う調理用トングは、食中毒にならないようにする為の必需品。食べる箸では生肉や野菜などを掴まないように注意しましょう。
また、炭が熱くなると、コンロの中央の食材は、熱くて箸ではひっくり返せなくなります。長めのトングだと快適に焼けるのでオススメです。
ゴミ袋は紙皿やペットボトル、空き缶などを分別して捨てる必要があるので多めに用意しましょう。
【あると便利なもの】
・バーナー:(カセットボンベ付) 着火にかなり役立ちます。
※ガスを使うので会場によっては持ち込み禁止の場合があります
・うちわ:着火後に扇いで火を起こしやすくします。
※電池式の送風機などがあるとさらに便利です
・イス:座って食べたり、休憩するのに便利です。
・タープ:日光や雨をしのげます。
・テント:休憩や荷物置き用。
テントはワンタッチでコンパクトに折りたため、持ち運びもしやすいものが便利です。オススメは、リーズナブルなこのタイプのテント。座面が前にせり出していて広いのでくつろぎやすく、折りたたむのも他のテントに比べると簡単です。子どもが疲れたら寝転んで休めますし、入り口を閉じられるので着替えや、乳幼児に授乳する時などにも使えます。
【食材リスト】
・牛肉(焼肉用にカットしたもの)
・豚肉(スペアリブ)
・鶏肉(焼き鳥)
・魚介類(ホタテ、エビ、イカなど)
・ウィンナー (子供に人気)
・焼きおにぎり
・焼き野菜
(キャベツ、ナス、ピーマン、トウモロコシ、タマネギ、ニンジン、エリンギ、シイタケ、サツマイモ、アスパラ、トマト、ニンニクなど)
・調味料
焼きたいものを焼くのがバーベキューの醍醐味。だから食材は基本なんでもOKです。バーベキューならではの焼き方を楽しみたいなら、「ピーマンの丸焼き」、「トウモロコシの一本丸焼き」、「タマネギやサツマイモのホイル包み焼き」がオススメ。サツマイモは切って網の上で焼くとカラカラになりやすいのですが、ホイル焼きにするとジューシーでホクホクな石焼きイモに近いイメージに仕上がります。ホイル包焼きは時間がかかるので、他の食材より先に焼き始めましょう。網の上ではなく、炭の中に入れておくと熱が伝わりやすく早く仕上がります。
ちなみにシイタケのおいしい焼き方は、ヒダがある方を上に向け外側の傘の部分だけを焼いて待ちます。内側が汗をかいてきたら食べごろのサイン。こういう豆知識をおさえておくと「おっ」とママから見直されるかもしれませんね笑
タレ、塩コショウなどの調味料も忘れずに。1人前の肉の料の目安は男性300g、女性なら200~250g。子どもは100~200gが一般的ですが、お子さんの食欲に合わせて準備してください。食材はクーラーボックスに氷を入れて冷やして持ち歩くことを忘れずに。
後片付けはしっかりと!火傷にも注意して


使い終わった炭は水を張ったバケツに入れて、完全に火を消してからゴミ袋に入れましょう。会場によっては炭を捨てられない場所もあるので、その場合は家に持ち帰ってから処分しましょう。水場や洗い場がない会場も多いので、その時は機材を雑巾で拭いて自宅に持ち帰ってから洗えばOKです。
火傷が多いのも後片付けの時。炭の片付けは火傷防止のため、軍手をして行いましょう。子どもが炭やコンロに触れないように気を付けてください。
秋でも熱中症になることがあります。日よけの帽子をかぶる、日陰で休む、水分をこまめに補給するなど熱中症対策を心がけましょう。全員が安全に帰宅するまでがバーベキューです。
オススメ宅配レンタルサービス


「いきなり自分で全て準備するのは自信がない・・・」という人はバーベキュー会場に機材・食材一式を届けるケータリングサービスを利用するのも1つの方法です。準備を全てプロに任せれば気持ちに余裕をもって「バーベキューを楽しみながら学んでみる」ことができます。
【食材・機材の宅配レンタル】
■バーベキュー食材機材レンタル「BBQのバベル」(私が店長です)
■BBQ宅配レンタル「勝っちゃんの手ぶらでバーベキュー」(兵庫県、一部の大阪府に対応)
家族が楽しそうに笑って、おいしそうに食べているのを自分が演出できたと思えば、パパにとっても最高の1日になるはず。バーベキューを通して家族のきずなをぜひ深めてください!
高中昌秀(たかなかまさひで) 1975年生まれ。大阪市出身、西宮市在住。三児の父。
海外輸出入販売とアウトドアイベントの企画運営を手掛けるWIREDREAM株式会社代表取締役。
BBQ焼肉セット専門店「みんなで焼肉ドットコム」店長、バーベキュー食材機材レンタル「BBQのバベル」店長。
日本バーベキュー協会上級インストラクター。バーベキューを楽しむための情報サイト「BBQZINE(バーベキュージン)」を運営する。自他ともに認めるバーベキューマスターとして、楽しいバーベキューをさらに楽しくすべく、日々奮闘中。
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